13 名付・取立
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『三代関』の鳥山玉一(安永2年3月8日 惣晴)の任官記録には「伊達山崎一名附」とある。加藤右京一(安永2年3月10日 権成)にも「但伊達山崎一名附」とある。
坊主は稲村まさ一であるが、名付師匠は伊達山崎一であるということで、坊主と名付師匠が異なるということを示している。このような例はほかにはほとんど見られない。これは、何を意味しているか?
伊達さんき一(宝暦7年3月20日 権成)も同じく稲村検校の弟子であり、鳥山、加藤の両検校は実は伊達検校のオトウト弟子にあたる。